着物の着付けの美しさや技を競う「第５２回全日本きもの着付選手権大会」（ＮＰＯ法人日本礼美協会、日本和装学園＝本部大阪府吹田市＝主催）が２１日、京都市下京区のホテルで行われ、全国各地の予選を勝ち抜いた約１５０人が参加した。
大会は、日本の伝統文化や着付け技術の伝承などを目的に毎年開催。「留袖」「振袖」「目隠し着付」の３部門で、制限時間内に速く、かつ美しく着付けるかで評価する。会場では、あでやかな着物姿の女性らが日ごろの鍛錬の成果を披露し、来場者らを魅了していた。
留袖の部は、仙台青葉本校（宮城県）の後藤ひろみさん▽振袖の部は、熊本中央本校（熊本県）の杉浦心美（ここみ）さん▽目隠し着付の部は、金ケ崎本校（岩手県）の石井まきさん―がそれぞれ優勝。後藤さんは「うまくできない年もありましたが、今回は平常心で確実にできました」と喜びを語った。