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国連事務総長、被爆者は「核兵器の人的犠牲を無私の心で語る証人」 被団協の平和賞で

産経ニュース 2024年10月11日 23時14分

【ニューヨーク=平田雄介】国連のグテレス事務総長は11日、訪問先のラオスで、ノーベル平和賞の受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会(被団協)を祝福する声明を発表した。

グテレス氏は国連事務総長として広島と長崎を訪問し、被爆者とも面会してきた。声明で、被爆者を「核兵器の恐るべき人的犠牲を魂をかけて無私の心でかたる証人だ」とたたえ、「世界の核軍縮活動の屋台骨」になっていると指摘した。

原爆投下から79年が経ち、被爆の実相を語ることのできる生き証人が減る中、世界の指導者に向けて「核兵器が死の装置であることを認識すべきだ」と強調した。核の脅威をなくす唯一の方法は「核廃絶だ」と訴えた。

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