キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の北壁に描かれた「玄武」(国宝)が来年1月18日から奈良県明日香村の保存管理施設「四神の館」で一般公開されることになり、文化庁が今月10~15日に見学者を募集する。公開は来年2月16日まで。玄武は蛇と亀が絡み合う形をしており、北の方角の守り神で冬の象徴とされる。
一方、高松塚古墳壁画(国宝)は来年1月18~24日に同村内の仮設修理施設で公開。飛鳥美人像や白虎など石室の西壁に描かれた壁画や、天井の天文図が公開される。見学者には、壁画の国宝指定50周年を記念したメモ帳が贈られる。同壁画も今月10~15日に参加者を募集している。
いずれも事前予約制でインターネットか往復はがきで申し込む。詳細は同庁の公開事務局(キトラ壁画=06・6281・3060、高松塚壁画=06・6281・3040)。