世界遺産・清水寺(京都市東山区)で30日夜、乳がんの早期発見の啓発イベントとして約360機のドローンが夜空を彩るショーが初めて行われた。運動のシンボルである「ピンクリボン」や乳がん検診を周知するメッセージが浮かび、一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。
米化粧品会社のエスティローダーカンパニーズが企画。同社は平成25年から清水寺の境内をピンクに彩る啓発ライトアップを実施しており、今年は「より具体的なメッセージを伝えたい」(担当者)とショーの開催を決めた。
ドローンは約8分間の飛行の中で、回転しながら輝くピンクリボンや「乳がんのない世界へ」などのメッセージを描いた。同社によると乳がんの早期発見の啓発や患者へのエール、乳がんで亡くなった人への鎮魂を表現したという。