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「朝型」「夜型」タイプに合わせて体調を管理 セイコーが体内時計の診断ツール公開

産経ニュース 2024年11月29日 15時46分

セイコーグループは29日、「朝型」や「夜型」といった、自分の体内時計の型を診断できるウェブサイト「クロノタイプ診断ツール」を公開した。身体に備わっている1日周期のリズムは生まれつき備わっており、生活習慣や個人の努力では修正が難しいといわれる。体内時計に合わせて仕事をしたり、睡眠をとったりすることで体調管理に役立つという。

診断サイトは千葉大大学院の一川誠教授が監修した。起床時間や就寝時間など、生活リズムに関連した19の質問に答えることで、「強い朝型」「朝型」「中間型」「夜型」「強い夜型」の5つのうち、どの型に当てはまるかが分かる。「集中したい作業は遅めの午前~夕方にかけてがベスト」などと、型に合わせたおすすめの生活スケジュールのアドバイスを受けることができる。

セイコーが今年6月に公表した「セイコー時間白書2024」では、自分の型と実際の生活リズムが一致しない人は18・9%に上ったという。例えば、夜型の人が早朝から活動を始めると、代謝が不十分なままで体への負担が大きくなり、集中力も散漫なままで、ミスをしてしまうなどの弊害が出るという。

セイコーは「より快適な生活リズムをつかむヒントが得られる可能性がある。人それぞれの『豊かな時、自分らしい時間の過ごし方』を見つける一助になればいい」としている。(高木克聡)

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