国内外の心臓病の子供たちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)が、日本小児循環器学会の人材育成の取り組みに助成金を贈ることになり、贈呈式が6日、産経新聞東京本社(東京都千代田区)で行われた。
同学会は今年度、先天性心疾患の外科医療の維持・向上を目指し、小児心臓血管外科医の「生涯育成プログラム」をスタート。あけみちゃん基金は8月、この新たな取り組みに計1240万円の助成を行うと決めた。
産経新聞厚生文化事業団の鈴木裕一理事長は贈呈式で「今回の助成が、多くの心臓病の子供たちを救う態勢を整える一助となってほしい」とあいさつ。同学会の山岸敬幸(ひろゆき)理事長は「支援していただけることは一筋の光明。社会の期待に応えていきたい」と述べた。