神奈川県は26日、インフルエンザの流行警報を発令した。県内で警報が発令されるのは6シーズンぶり。今月16日から22日までの1週間で、1医療機関当たりのインフルエンザの患者報告数が48・56人となり、流行警報の基準となる「30人」を超えた。
今季は、前週(9~15日)に同報告数が19・98人となり、流行注意報の基準となる「10人」を超えたばかりだった。
地域別の発生状況をみると、最も報告数が多かったのは三浦市で、76・67人。次いで、茅ケ崎地域(茅ケ崎市、寒川町)が76・55人、平塚地域(平塚市、大磯町、二宮町)が61・82人だった。
そのほかでは、横浜市が43・15人、川崎市が59・92人、相模原市が46・95人などとなっている。
県では感染予防と感染拡大防止のため、こまめな手洗いやせきエチケットを徹底するとともに、インフルエンザワクチンの接種を検討することなどを呼びかけている。