神奈川県は19日、県内にインフルエンザの流行注意報を発令した。今月9日から15日までの1週間で、1医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が19・98となり、流行注意報の基準となる10を超えた。
地域別で最も報告数が多かったのは茅ケ崎地域(茅ケ崎市、寒川町)で、33・91となった。県は感染予防と感染拡大防止のため、こまめな手洗いやマスク着用、インフルエンザワクチンの接種を検討することなどを呼びかけている。
県では、1医療機関当たりの患者報告数が1以上となった場合に「流行開始」とし、10以上となると「注意報」、30以上の場合は「警報」としている。10未満となるまで、警報は継続される。
今季は10月28日から11月3日までの1週間で報告数が1・11となり、流行開始となっていた。