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「旭日旗を連想」韓国の読者が『金色のガッシュ!!』の年賀状削除を要求 作者「応じず」

産経ニュース 2025年1月5日 18時41分

人気漫画『金色のガッシュ!!』の作者、雷句誠氏がX(旧ツイッター)に掲載した年賀状について、韓国の読者が「背景が旭日旗を連想させる」として修正と謝罪を求める〝声明文〟を出した。これに対し、雷句氏は5日、Xで「謝罪や絵の削除といった要求には応じられません」と拒否する考えを示した。

年賀状は、各電子書店から配信する形で連載中の『金色のガッシュ!!2』をアピールするもので、登場人物の背景に淡い山吹色とクリーム色のストライプ状の模様が描かれている。

韓国の読者が出した日本語の声明文は、「旭日旗は単なる模様ではなく、日本帝国主義と軍国主義を象徴する旗です」として、雷句氏に謝罪と釈明、作品の撤回と修正のほか、「歴史的事実に関する再学習」を求めた。「金色のガッシュ韓国ファン一同」からとしている。

これに対し、雷句氏は、「自分としてはこれは年賀状の縁起物である日の出をイメージしたもので、『旭日旗』というのはどうしても理解ができず、無反応、そして過激なものに関してはブロックをしていました。これは旭日旗に対する意見というよりも、雷句誠、個人への攻撃に見えたのもあります」と説明した。

雷句氏は「旭日旗に関する表現はこれからも注意いたしますが、今回の謝罪や絵の削除といった要求には応じられません。という結論です」と回答。「この声明文の要求を受け入れ、絵を削除したならば、世界中で絵を描く人たち全てがこの日の出の表現が描けなくなります。長い時間をかけて作った絵も、韓国の方の一言で、削除しなければいけなくなります」と、表現の自由への影響を懸念した。「どうか、このような意見を出される方が要求を思いとどまってくれることを願います」とも付記した。

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