本の売り手である書店員が仕掛ける「書店フェア」の日本一を決める「Book Fair Championship（BFC）」が11月1日から応募受付を開始する。来年2月下旬に発表される初代王者には、賞金30万円とチャンピオンベルトが授与される予定。
審判員を務めるのは、小説家の滝口悠生さん、文芸評論家の三宅香帆さん、「フラヌール書店」店主の久禮亮太さんの3人。応募条件は申請者本人が直近の3年間に書店で企画・実施したフェアで、テーマやジャンル、展開の規模などは問わない。発想のユニークさや顧客に意図が伝わったか、見た目の美しさなどを基準に選考する。
「梅田 蔦屋書店」店長でBFC実行委員長の北田博充さんは「奥深くてクリエーティブな書店員という仕事に、もっとスポットライトを当てたい。漫才の『M－1グランプリ』のように、競い合うことで書店の魅力や面白さを多様化していければ」としている。
応募はBFC特設サイト（https://book-fair-championship.com/）から。