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<児童書>『きょうりゅうレントゲンびょういん』 キョン・ヘウォン文・絵、こまつようこ訳、真鍋真監修

産経ニュース 2024年6月16日 9時20分

『きょうりゅうレントゲンびょういん』キョン・ヘウォン文・絵、こまつようこ訳、真鍋真監修(パイ インターナショナル・1540円)

ステゴサウルスさんが「背中のギザギザがじゃま」と言えば、ディプロドクスさんは「首を伸ばしたら痛くなった」…。ここは恐竜のための病院。身体の不調を訴えて次々とやってくる恐竜たちのお悩みを、レントゲンで撮影した骨(化石)から解決していく。

化石は恐竜の生態をも明らかにする。「やさしい母トカゲ」と名づけられたマイアサウラの化石は、多くの卵や赤ちゃんがいた巣の周囲から発見された。「恐竜は巣で子育てをしない」という従来の定説を覆すきっかけになった。化石を観察するのがもっと楽しくなる科学絵本だ。対象は3歳から。

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