憲政や国政などに関するすぐれた書籍を顕彰する「咢堂ブックオブザイヤー2024」のグランプリ(総合部門大賞)に、『国力研究 日本列島を、強く豊かに』(高市早苗編著、産経新聞出版)が選ばれ、25日、主催する尾崎行雄記念財団が発表した。
財団では、選考理由について「政官学各界の知見を結集して日本の現状を分析し、提言や議論が濃縮された書籍となっている点が支持を集めた」としている。
同書は、高市氏の政策研究会「『日本のチカラ』研究会」での議論内容を質疑応答も含めて収録したほか、高市氏が総合的な国力強化の方向性を示す分野を書き下ろした。非核三原則のうち「持ち込ませず」について、「現実的ではない」と指摘したことなどが話題となった。
賞は同財団が尾崎の誕生日(12月24日)を記念して催しており、今年で11回目。