『使ってクール! 外来語』吉橋通夫文、たかいよしかず絵(童心社・2420円)
「サステイナブル」や「ダイバーシティ」など、英語由来の分かりづらい外来語があふれる現代。しかし、日本語は戦国時代にはポルトガル語、江戸時代にはオランダ語、明治時代にはドイツ語やフランス語からも言葉を取り入れて発展してきた。本書は、多様な外来語のルーツと周辺知識をまとめて学べる一冊。
一見外来語とは思えない「瓦」も、元をたどれば仏教伝来とともに日本に入ってきたサンスクリット語の「カパーラ」を語源とする説が有力。逆に「コンセント」や「ノートパソコン」は和製英語で海外では通じないなど、外来語の知識をアップデートできる。