「じゃんけんのトーナメントはパーが最強?」「年末の歌番組で恒例の『けん玉チャレンジ』の成功率は?」など、身近な話題に隠れた法則を数学的に読み解く。プラレールで美しい幾何学模様を作る方法や、曲線で折る変わった折り紙の作り方も面白い。
著者はコンピューターグラフィックスが専門の大学教授で、折り紙の研究で知られる。子供の頃から工作好きで、ものづくりには数学の要素はふんだんに含まれているという。発見と驚きにあふれ、数学に苦手意識を持っている子供はもちろん、大人にとっても楽しみながらその深遠な世界を学び直せる一冊。(山と渓谷社・1870円)