大手予備校の河合塾は18日、2025年度大学入学共通テストの「地理歴史」のうち、「地理総合」と「歴史総合」の分析を明らかにした。分析内容は次の通り。
【地理総合】
食料問題、地域調査、日本の自然環境と防災、世界の生活文化の4題で、第1問、第2問は「地理総合、地理探究」との共通問題。地理総合の学習指導要領に沿った出題であり、地図や統計表などの読解と基本的知識に基づく判断力が問われている。
【歴史総合】
第1問は「歴史総合、日本史探究」の第1問と、第2問は「歴史総合、世界史探究」の第1問との共通問題。資料(史料文・グラフなど)を多用するのは試作問題と同じ。日本史に比べて世界史からの出題、時代では近代化からの出題の割合が高かった。