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奈良養護学校、総合医療センター跡地に移転へ

産経ニュース 2024年9月4日 19時18分

奈良県教育委員会は、県立奈良養護学校(奈良市七条町)の移転先を奈良市平松の県総合医療センター跡地とすることを決めた。令和7年度以降に基本計画を策定する予定で、現在の肢体不自由児に加え新たに知的障害児も受け入れる。

奈良養護学校は現在、肢体不自由と病弱の児童・生徒計約120人が在籍。建物は築43年が経過して老朽化が進み、手狭にもなっている。県と奈良市が昨年12月に移転する方針を示していた。

移転先は、敷地条件や周辺環境などを比較して3つの候補地から選んだ。敷地面積は約3ヘクタール、延べ床面積は約1万6500平方メートル。同市内にある県立奈良東養護学校と県立奈良西養護学校の知的障害児が増加傾向にあることから、肢体不自由児140人に加えて知的障害児120人を受け入れる規模となっている。

県総合医療センター跡地には奈良看護大学校(三郷町三室)も移転を予定しているほか、奈良市も施設の整備を予定しており、今後配置などを検討する。

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