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京都市立小は政令市で4年連続1位に 学力テスト結果公表

産経ニュース 2024年7月29日 18時24分

令和6年度の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」について、京都府教育委員会は29日、京都市を含む府内の公立小中学校の平均正答率が国語、算数(数学)でいずれも全国平均を上回ったと発表した。

学力テストの対象は小学6年と中学3年。府内では小学校355校の1万8033人、中学校170校の1万6722人が参加し、今年4月18日に実施された。

平均正答率は小学校が国語70%(全国平均67・7%)、算数67%(同63・4%)。中学校は国語59%(同58・1%)、数学53%(同52・5%)だった。

一方で「勉強は好きか」の問いでは、肯定的な回答が全国より1・5~3・5ポイント低く、学力は高いものの学習意欲がやや低い実態が明らかになった。また就学援助を受けている児童生徒が20%以上に達した学校が、小学では全体の22・6%(全国17・5%)、中学では35・3%(同22・1%)に上り、いずれも全国平均を上回ったことが分かった。

府教委は「府や市町村単位で結果を分析し、教育政策の改善・充実に生かしてほしい」としている。

京都市教育委員会も市立学校の結果を公表した。小学校の2教科合計の平均正答率(70%)が20政令市中で4年連続1位となったほか、都道府県別で当てはめた場合でも1位相当の成績という。中学校は政令市の中で8位の成績だった。(田中幸美)

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