大手予備校の河合塾は18日、2025年度大学入学共通テストの「地理歴史」のうち、「地理歴史、地理探究」についての分析結果を明らかにした。分析結果は次の通り。
【地理歴史、地理探究】
分量・形式は試作問題と同様で、大問6題、マーク数30。大問2題(食料の生産や消費、地域調査)は地理総合分野から、4題(自然環境と自然災害、エネルギーと産業、産業構造の変化と都市の変容、環インド洋地誌)は地理探究分野から出題された。
自然災害でハザードマップ、人口分布、避難所の分布を重ね合わせた分析結果を判断させるなど、図表の判読に重きを置いた出題が多い。地誌問題では個別の地域の知識はあまり必要とせず、地域間の関係などが問われた。
産業では、立地論に基づく問題のほか、新課程で重視されている国際理解に関して、国際分業、脱工業化と経済のグローバル化に伴う変化などが出題された。