受験情報サイト「インターエデュ・ドットコム」によると、今春の高校卒業生のうち東京工業大学(現・東京科学大)の現役合格数が占める「現役合格率」が最も高かった高校は、7.33%の相模原中等教育(神奈川)だった。2位は都立武蔵(東京)で6.80%、3位は県立船橋(千葉)で4.82%で、上位3校はすべて公立校。東工大は、高校別合格ランキングでも公立校が上位3校を占めており、公立校の強さが際立っている。
現役合格率は、卒業生の中で現役合格数が占める割合で、卒業生が多い学校は上がりにくくなる。4位から10位は次の通り。横浜サイエンスフロンティア(神奈川)4.78%▽南(神奈川)4.71%▽小石川中等教育(東京)4.03%▽浅野(神奈川)3.91%▽女子学院(東京)3.79%▽大宮(埼玉)3.70%▽攻玉社(東京)3.67%。
東工大は今年10月、東京医科歯科大と統合して東京科学大として発足した。最高水準の研究や教育を行う指定国立大学法人同士の統合は初で、来年の受験の動向も注目されている。
ランキングは、インターエデュ・ドットコムの取材申込に応じた学校のみ、調査時点での結果を掲載している。確定数値ではない。