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2025年度共通テスト「公民」河合塾分析 公共「おおむね教科書の学習で対応」

産経ニュース 2025年1月18日 15時29分

大手予備校の河合塾は18日、2025年度大学入学共通テストの「公民」の教科の3科目の分析を明らかにした。分析内容は次の通り。

【公共、倫理】

公共分野2題、倫理分野4題で、大問構成も全体の小問数も令和4年に発表された試作問題と同じ。思考力や判断力にウェイトが置かれている点も試作問題と同じである。新課程の教科書で登場した認知の心理学の分野から出題された。思想については各分野からバランスよく出題されており、教科書を丁寧に学習した受験生には取り組みやすい問題となっている。

【公共、政治・経済】

試作問題と同様、公共分野が25点で大問二つ、政治・経済分野が75点で大問四つという構成。マーク数は32で、昨年の公民科目とほぼ同程度。公共分野と政治・経済分野の両方でデータ読み取り問題が複数出題されているが、複雑なものではない。その他、公共分野で政治や倫理思想の知識が試された。また、政治・経済分野では標準的な知識問題が目立った。

【公共】

「公共」という科目らしく、現代の社会問題を積極的に取り入れている。設問の多くは基本知識が問われており、おおむね教科書の学習で対応できる。思考力を問う問題は図表の読み取りが中心で、資料文などと具体例を結びつける設問もみられた。

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