大阪府大東市の大阪桐蔭高校で19日、産経新聞社の特別授業が行われた。1年生約100人が参加し、「〝日本が一歩先ゆく超高齢化社会〟を解決するには」をテーマに、グループに分かれて発表した。
同校での特別授業は、大学入試で増えている「総合型選抜」で重要視される「課題解決能力」などを身につけることがねらいで、7月に続いて2回目。
各クラスの代表が集まった発表会では、自分の曽祖母の老老介護の経験を踏まえて解決策を提示した発表や、東京一極集中が少子化の原因の一つだとしたうえで、「四国を統一して1つの県にすることが地方の活性化につながる」という意見をあげる班もあった。
最後に、産経新聞社事業開発室の田井東一宏室長が「興味がないと思ってたことでも実は自分に関わっている。今後は、答えのない問題の解決策を考えていく力をつけることが大切だ」と総括。1年の岩崎大知さん(16)は「みんなが思いつく内容ではダメだと気づかされた。今後は自分にしか出せない個性や考えを積極的に発信していきたい」と話していた。