東京大学は12日、令和7年度の学校推薦型選抜の合格者87人を発表した。このうち女子は過去最多の43人。男女比率で過去最高の49.4%とほぼ半数を占めた。
東大は学校推薦型選抜を平成28年度から実施している。10学部合計で100人程度を募集しており、今回は245人が志願し、このうち女子は110人だった。書類選考の後、面接などや1月の大学入学共通テストの成績により87人(男子44人)が合格した。
学部別で女子の合格者数をみると、教育学部は7人全員、法学部は10人中8人など文系学部で女子の比率の高さが目立った。一方、工学部では29人中7人にとどまり、理系学部の女子合格者の比率は39.6%だった。
東大は女子学生の少なさが課題の一つで、比率を30%に高めることを目指している。