今日から関西では中学受験が始まっています。大学受験では共通テストが新過程で実施されています。さらに2月1日から東京・神奈川で中学受験が始まります。この時期は何とか無難に過ごしたいところなのですが、インフルエンザが大流行し、いままさにピークを迎えようとしています。
誰だってこんなときにうつされたくない。でも、家族全員が家から出ないわけにもいかない。しっかりマスクをして、咳をしている人に近づかない、そんな毎日ではないでしょうか。
ところで、病院の看護師さんって風邪ひかないの? インフルエンザにかからないの? そんなことを思ったことはありませんか。看護師さんって患者に一番近いところにいるのに風邪やインフルエンザにあまりかからないイメージがありますよね。抗体でも持っているのかと思ってしまいそうですがそんなわけない。
そこで!あのコロナ禍でコロナ病棟を経験した急性期病院のベテラン看護師さんにインフルエンザを防ぐコツを聞いてきました。
まずはインフルエンザが今どれくらい流行っているのか? ニュースで騒いでいるのはどの程度本当なのか? その回答は、コロナ禍で病院がパニックになったときのような状態らしいのです。
ベッドの稼働率200%ってどういう意味かわかりませんが、とにかく凄そう。さらに、人工呼吸器が足りないらしい。え? そんなに凄いの? それなのに、どうして看護師さんはかからないの? 何がコツなの? ズバリ、「手指消毒」らしいです。
コロナ禍のときはみんながお店に入る時にプシュと手指消毒しましたよね。最近はみんなやっていません。ところが看護師さんは徹底的に手を洗い、手指消毒するそうです。手についたウイルスが目、鼻、口などの粘膜から侵入するケース、またはコップのふちを触って口から入るケースなど、感染は手から始まることが多いそうです。
その次にマスク、これはウイルスが飛んでくることを防ぐ役割もあるけれど、口周りを触れないことにも効果があるそうです。インフルエンザにかかりたくない本人だけが気をつけるのではなく、家族みんなが手指消毒を徹底することで意外と防げるそうです。看護師さんがインフルエンザの患者さんに接触したあとは、習慣として手指消毒しているそうです。
「息を止めたりしてないのですか?」と聞くと、そんなのしてないですよと笑われました。もし、看護師さんたちがインフルエンザでバタバタと倒れたらそれこそ病院は大パニック。そうならないのは手指消毒をやめていないことに秘密がありました。そうかあ、不死身ではなかったのですね。よーし!もう一度コロナ禍を思い出し、みんなで手指消毒を再開しましょう。
筆者紹介
桜井信一(さくらい・しんいち) 昭和43年生まれ。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。進学塾では娘の下剋上は難しいと判断、一念発起して小5の勉強からやり直し、娘のために「親塾」を決意。最難関中学を二人三脚で目指した結果、自身も劇的に算数や国語ができるようになる。現在は中学受験ブログ「父娘の記念受験」を主宰、有料オンライン講義「下剋上受験塾」を配信中。著書に、テレビドラマ化されたベストセラー『下剋上受験』をはじめ、『桜井さん、うちの子受かりますか』、馬淵教室と共著の『下剋上算数』『下剋上算数難関編』などがある。