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「生徒会役員を孤立させない」産経新聞大阪本社で交流会

産経ニュース 2024年8月21日 17時51分

さまざまな高校の生徒会役員らが集まり意見を交換する「第3回近畿生徒会交流会」が21日、産経新聞大阪本社(大阪市浪速区)の会議室で開かれた。京都府や大阪市などから約20人が参加。「学校へのスマートフォンの持ち込みを禁止すべきか」などをテーマに議論し、親睦を深めた。

同交流会は今年1月に発足。近畿大学付属高校3年で、昨年生徒会の副会長だった久保俊介さん(18)が、「生徒会の踏み込んだ話は同じ学校の友達と共有することが難しく、役員が孤立しがち。他校の人と交流することで、楽しく活動が行えるようにしたい」と立ち上げた。

これまで近大付属高校や、関西大学第一高校で交流会を行い、のべ31校84人が参加したという。

この日は、文化祭や校則など、生徒会に関係の深いテーマで意見交換。その後、「スマホの学校への持ち込み」について、賛成派と反対派にわかれてディベートを行った。「自分の学校ではスマホの持ち込みはOKだが、休み時間にゲームばかりしてコミュニケーションが取れてないので反対」や「電車の遅延証明書がスマホで発行されるようになった。スマホがないと不便なので賛成」など、さまざまな意見が上がった。

参加した大阪府立水都国際高校1年で生徒会副会長の井上健司さん(16)は、「生徒会に入ったばかりなので、生徒会の仕事についても教えてもらえてよかった。仲間ができてうれしい」と笑顔で話した。

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