スポーツ庁が20日公表した令和6年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)で、大阪府内では小中学生の男女とも合計点は全国平均を下回り、いずれも42位以下と下位だった。全国平均を下回る状況は、調査が現在の方式になった平成25年度以降11回連続(令和2年度は新型コロナウイルス禍で中止)となった。
同調査は4~7月、小学5年生(府内6万6236人)と中学2年生(同5万5623人)が参加し、50メートル走や反復横跳び、握力など計8種目を測定した。
種目別で全国平均を上回ったのは中学生女子の上体起こし(21・58回)だけ。小学生男子の50メートル走(9・50秒)、中学生男子の上体起こし(25・94回)が平均と同一だった。それ以外は全国平均を下回っていた。
8種目の測定結果は合計80点満点で点数化している。府内の合計点平均と全国順位は小学生が男子51・57点で45位(前年度46位)、女子52・55点で44位(同46位)、中学生は男子40・66点で42位(同42位)、女子は46・05点で43位(同43位)だった。
1週間の総合運動時間(体育の授業以外)が60分未満の児童生徒がいずれも平均より多かったが、改善傾向にあるという。