大手予備校の河合塾は18日、2025年度大学入学共通テストの「地理歴史」のうち、「歴史総合、世界史探究」についての分析を明らかにした。分析結果は次の通り。
【歴史総合、世界史探究】
大問5題で、第1問が歴史総合、第2~5問が世界史探究であることは試作問題と同じだった。マーク数は32で、試作問題の33より少なく、ページ数が減少した。
「歴史総合、世界史探究」の授業場面など生徒の主体的な探究をテーマとする問題が大半で、資料(史料文・図版・地図・表・グラフ)の読み取り問題がすべての大問で出題。歴史総合は、試作問題でみられた日本史のみの小問はなく、世界史の割合が高かった。また近代化からの出題が半分を占めた。
世界史探究は、形式は試作問題に近いが、問われる内容は昨年までの世界史Bに近い。欧米史とアジア・アフリカ史の割合はほぼ同じで、前近代史の比率が高かった。