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「世界一は日本の悲願」囲碁・一力遼棋聖が応氏杯で優勝、国際棋戦で日本勢19年ぶりの快挙

産経ニュース 2024年9月8日 19時28分

囲碁の国際棋戦「応氏杯世界選手権」決勝五番勝負の第3局が8日、中国・上海で行われ、一力遼棋聖(27)=天元・本因坊=が中国の謝科九段(24)に勝利し、ストレートの3連勝で優勝を果たした。日本棋院によると、早碁や限定棋戦を除く国際棋戦での日本棋士の優勝は、2005年に台湾出身の張栩九段(44)が制したLG杯以来19年ぶり。

対局後、オンライン取材に応じた一力棋聖は「世界一は自分だけでなく、日本囲碁界全体の悲願だった。今の力を出し切ることができ、自分の中でやってきたことが一つ形になった」と喜びを語った。

中国囲碁協会などが主催する応氏杯は1988年に創設。原則として4年に1度開催される国際棋戦で、世界各国の代表選手がトーナメント形式で囲碁の世界一を決める。今回が10回目の開催で、優勝賞金は40万ドル。

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