宮城県の村井嘉浩知事は29日の定例会見で、囲碁の主要国際大会のひとつ、応氏杯世界選手権で日本勢として初優勝を果たした一力遼氏(27)=仙台市出身=に県民栄誉賞を贈ると発表した。文化人としては初の受賞という。一力氏は現在、囲碁の七大タイトルでも、4冠を保持している。
村井知事は「今後はタイトルをすべて奪取してほしい。また、県出身なので(芸人の)サンドウィッチマンさんのように、いろいろな場所で宮城県をPRしていただければありがたい」と話した。
宮城県民栄誉賞はこれまで、個人延べ10人(羽生結弦氏は2度)、1団体が受賞している。