三笠宮妃百合子さまの薨去を受けて16日、一般の弔問記帳がご遺体が安置されている赤坂御用地の三笠宮邸(東京都港区)で始まった。弔問客らは硬い表情を浮かべ、宮邸に向かい深く頭を下げる人の姿もあった。
茨城県守谷市の香河英史さん(61)は、「優しい方という印象。皆さんに大事に思われていらっしゃった」と時折声を詰まらせながら話した。孫の三笠宮家の彬子さまと交流があるという京都市の会社社長、鈴鹿且久さん(75)は、「彬子さまのお気持ちを思うと辛い。百合子さまには、ゆっくりお休みいただければと思う」と話した。
記帳は当面、午前9時から午後7時まで。徒歩で御用地の南門から出入りする。
百合子さまは15日、101歳で薨去された。16日は午後5時から、納棺に当たる儀式「御舟入(おふないり)」が営まれる。