天皇、皇后両陛下の長女、敬宮（としのみや）愛子さまは11日、第78回国民スポーツ大会（旧国民体育大会）視察などのため、佐賀県に入られた。1泊2日の日程で、12日まで滞在される。愛子さまの単独地方ご公務は初めて。
11日は佐賀市のスタジアムで、成年男子やり投げの決勝などをご観戦。愛子さまは説明者の話を聞きながら、熱心にご覧になった。会場を出る際には「テレビで感じることができない足音まで聞こえて感激しました」と感想を伝えられた。
その後は同市で、同県の幕末・維新期の歴史を紹介する施設をご視察。佐賀出身で、日本赤十字社の創始者でもある佐野常民を題材にした寸劇をご覧になった。愛子さまは「迫力のある演技で」と感想を伝え、出演者に「演技で心掛けていらっしゃることは」と質問されていた。