宮内庁は11日、秋篠宮ご夫妻の長男で、筑波大付属高3年の悠仁さまが来春、筑波大(茨城県つくば市)の生命環境学群生物学類に進学されると発表した。先月下旬に推薦入試(学校推薦型選抜)で小論文や面接などの試験を受けられ、11日に合格が判明。宮内庁は今後、ご通学の方法や延期していた成年式の時期について検討する。
側近によると、昆虫やその生息環境に関心のある悠仁さまは、昨年6月に高校の行事の一環で筑波大をご見学。昆虫の研究室があることや、実験や実習の豊富さなどから、生物学類の受験を決められたという。
同大の学校推薦型選抜では、学群・学類ごとにある複数の推薦要件のいずれかを満たす必要があり、生物学類では、自主研究の実績なども要件に含まれる。悠仁さまは昨年、トンボの生息環境について外部の研究者と共著で論文を発表し、今年8月には昆虫学の国際会議に参加されていた。
悠仁さまは平成22年4月にお茶の水女子大付属幼稚園に入園し、同大付属小、中へご進学。令和4年、同大と筑波大の「提携校進学制度」を利用して筑波大付属高に進み、今年9月に18歳の成年を迎えられた。