天皇陛下は29日、東京都港区の日本消防会館を訪れ、自治体消防制度の創設75周年を記念する記念式典に臨席された。
陛下はお言葉で、元日の能登半島地震などで災害対応にあたった関係者をねぎらわれた。大規模な災害が各地で発生しているだけでなく、「社会インフラの老朽化や、人口減少、高齢化などによる地域防災力の低下といった課題もある」とした上で、「安全に消防活動に従事し、それぞれの地域社会のために力を尽くしていかれること」を願われた。
長年、地域防災に貢献してきた消防団長らが表彰を受けると、陛下は盛んに拍手を送られていた。