Infoseek 楽天

天皇陛下、明治天皇例祭でご拝礼 悠仁さま、高校生らとご交流 皇室ウイークリー(857)

産経ニュース 2024年8月2日 12時0分

明治天皇の命日に当たる7月30日、皇居・宮中三殿の皇霊殿で「明治天皇例祭の儀」が営まれ、天皇陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまをはじめとする皇族方も参列された。同日、京都市にある明治天皇陵「伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)」で行われた「山陵例祭の儀」には、三笠宮家の彬子さまが臨まれた。

陛下は8月1日には、宮中三殿で国民の安寧を祈る祭祀(さいし)である「旬祭」に臨まれた。皇后さまは御所で慎み深く過ごされた。

秋篠宮ご夫妻は7月26~27日、全国高校総合体育大会(インターハイ)の総合開会式臨席などのため、福岡県を訪問された。

26日は北九州メディアドーム(北九州市)で自転車競技の女子ケイリンをご観戦。その後、福岡市のラグビー日本代表強化拠点「JAPAN BASE」を視察された。秋篠宮さまは、国際試合で使われたボールを手にし「重さはどれくらいですか」と尋ねられた。

27日には、久留米市で総合開会式にご臨席。秋篠宮さまはお言葉で「選手の皆様が、地元の高校生や各地から参加される方々と交流を深め、高校生活の良き思い出を作られることを願っております」と述べられた。

ご夫妻と長男の悠仁さまは7月31日~8月1日、「文化部のインターハイ」と呼ばれる全国高校総合文化祭臨席などのため、岐阜県を訪問された。

7月31日に岐阜市で開催された総合開会式では、秋篠宮さまがお言葉を述べられた。秋篠宮さまは東北地方で発生した大雨被害に触れ、お見舞いをお伝えに。能登半島地震の被災地で活動を続けてきた参加者に対しても敬意を表し、行事が「心に残る素晴らしい一夏の思い出」になることを願われた。

式典では、参加生徒らが岐阜県の「郡上(ぐじょう)おどり」などのパフォーマンスを披露。お三方は客席で、生徒らの手の動きをまねて一緒に踊りを楽しまれていた。終了後には、市内で行われた高校生らによるパレードもご覧になった。

8月1日は、総文祭の各部門の会場をご視察。大垣市では、制限時間内に花をいけ、所作の美しさや作品の出来栄えを競う「花いけバトル」部門をご覧に。お三方は白熱した試合に真剣な表情で見入り、出場した生徒らに拍手を送られていた。

これに先立ち、岐阜市では美術・工芸部門の作品をご鑑賞。市内にある県庁の展望ロビーにも足を運び、お三方が居合わせた人らと言葉を交わされる場面もあった。悠仁さまは子供を連れた女性らに、「よく来るんですか」「(景色が)とてもきれいですよね」とにこやかに話しかけられていた。

上皇ご夫妻は7月29日、那須御用邸(栃木県那須町)での5日間の静養を終え、赤坂御用地にある仙洞(せんとう)御所(東京都港区)に戻られた。

三笠宮家の瑶子さまは30日と31日、日本武道館(千代田区)で開催された全国道場少年剣道大会をご観戦。8月1日には、都内のホールで開かれた「水の日」を記念する行事「水を考えるつどい」に臨席された。その後、水の作文コンクールの受賞者の中学生らと和やかに懇談された。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

この記事の関連ニュース