聖路加国際病院(東京都中央区)にご入院中の三笠宮妃百合子さまの容体について、宮内庁の黒田武一郎次長は11日の定例記者会見で「心臓や腎臓などの機能低下が進みつつある。ご高齢でもあり、極めて注意深く対応する必要があると聞いている」と明らかにした。
黒田氏は百合子さまの11日午前のご様子として、「呼びかけに対して目を開かれた」としつつも、意識については「低下した状態」だと説明した。
現在101歳で皇室最高齢の百合子さまは7日に受けられた検査で、全身の機能が低下していることが判明。9日には孫の三笠宮家の彬子さまが訪問先の英国から急遽、帰国して見舞われた。以降、彬子さま、高円宮妃久子さまをはじめ、皇族方が相次いで病院に足を運ばれている。
また、宮内庁は11日、寬仁親王妃信子さまが同日から予定していた京都府への訪問を取りやめられたと発表した。