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天皇ご一家、車いすバスケ大会ご覧 秋篠宮ご夫妻、若手研究者とご懇談 皇室ウイークリー(883)

産経ニュース 2025年2月7日 12時0分

天皇陛下は2月1日、皇居・宮中三殿で、国民の安寧を祈る祭祀(さいし)である「旬祭」に臨まれた。旬祭に当たり、皇后さまは御所で慎み深く過ごされた。

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは2日、東京都渋谷区の東京体育館を訪れ、「第50回記念日本車いすバスケットボール選手権大会」を観戦された。

お三方は約40分間にわたり、決勝戦の後半をご覧に。その後、出場選手らと懇談された。愛子さまは試合で活躍した選手に「相手の選手をブロックして、味方の選手に道を作るプレーが素晴らしかったです」と声を掛けられたという。

両陛下と愛子さまは6日、特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」を鑑賞するため、東京国立博物館平成館(台東区)へ足を運ばれた。平安時代に作られた彫刻を前に、陛下は「色彩が残っていますね」と述べ、皇后さま、愛子さまとともに熱心にご覧になった。

秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまは1月31日、豊島区のサンシャインシティ文化会館を訪れ、「第73回関東東海花の展覧会」を観賞された。説明役の担当者によると、バラや洋ランなどが部門別に展示された会場で、秋篠宮さまはバラの接ぎ木の方法や生育への影響についてお尋ねに。お三方が花の香りを楽しまれる場面もあったという。

ご夫妻は2月4日、台東区の日本学士院会館で、若手研究者を顕彰する「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に臨まれた。秋篠宮さまは式典で「受賞された皆様は、それぞれの専門分野において研究を進め、今までに秀逸な業績をあげてこられました」と述べられた。式典終了後、受賞者らと懇談する機会も設けられ、ご夫妻は研究成果などについて熱心に質問されていた。

秋篠宮妃紀子さまは4~5日、第76回結核予防全国大会臨席などのため、岩手県を訪問された。

4日は達増拓也知事から、東日本大震災の復興状況について説明をお受けに。5日は、盛岡市のホテルを訪れ、大会の式典に臨席された。結核予防会の総裁を務める紀子さまはお言葉で、「世界の人々が結核を患い、苦しむことのないように、私たちを含め世界の結核対策の関係者が今後も経験を共有し力を合わせていくことが重要です」と述べられた。

秋篠宮ご夫妻は6日、東京都千代田区のホールを訪れ、「青少年読書感想文全国コンクール」の表彰式に臨席された。秋篠宮さまはお言葉で、「皆さんの本に対する思いや共感する心に触れることができ、感銘を受けました」と述べられた。

高円宮妃久子さまは5日、駐日大使をはじめとする各国の外交官が、それぞれの視点で日本の姿をとらえた写真展「にっぽん―大使たちの視線2024」のオープニングセレモニーに臨席するため、横浜赤レンガ倉庫(横浜市)へ足を運ばれた。写真展は平成10年から開催されており、久子さまは行事の名誉総裁を務められている。

長女の承子さまは同日、東京都文京区のホールで、「世界らん展2025-花と緑の祭典-」の開会式に臨席された。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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