三笠宮妃百合子さまの「斂葬の儀」から一夜明けた27日、天皇、皇后両陛下は豊島岡墓地(東京都文京区)を訪れ、百合子さまの墓所に拝礼された。
本葬に当たる斂葬の儀には、皇室の慣例により両陛下と上皇ご夫妻は参列されず、使者である側近幹部が拝礼していた。
墓所では天皇陛下が拝礼された後、皇后さまが続かれた。両陛下は墓所を出る際、喪主を務められた百合子さまの孫で、三笠宮家の彬子さまを気遣うように言葉をかけられていた。
これに先立ち、墓所では「斂葬後一日墓所祭の儀」が営まれ、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が参列された。
上皇ご夫妻は、10月に右大腿骨を骨折された上皇后さまの回復の状況などを考慮し、この日の拝礼は控えられた。