秋篠宮ご夫妻は25日、来月トルコを公式訪問するのを前に、赤坂御用地にある赤坂東邸(東京都港区)で記者会見に臨まれた。日本との外交関係樹立100周年の節目の訪問について「大変大きな喜び」とした上で、「相互理解を深めていくことの一助」になればとの思いを示された。
秋篠宮さまは会見で、1890(明治23)年のエルトゥールル号遭難事件や、東日本大震災での同国からの支援など、長きにわたる両国の交流にご言及。また、平成28年に薨去(こうきょ)した三笠宮さまが長年、同国での発掘調査に関わってきたことについて「外交関係樹立から100年のうちの40年というのは非常に長い期間」とした上で、「学術交流として大きいこと」と述べられた。
秋篠宮妃紀子さまは「文化・芸術が豊かな国」と同国の印象を語り、「両国の友好関係がさらに続いていくことを願っております」とされた。
次世代の国際親善を担われる悠仁さまに話が及ぶと、秋篠宮さまは「海外で学びを深めてくれたらうれしい」と述べ、将来的な海外留学を勧めていると明かされた。紀子さまも「もし機会があれば」とした上で、悠仁さまのお考えを「大切にしたい」と述べられた。
ご夫妻は12月3~8日の日程で同国をご訪問。エルドアン大統領への表敬訪問や記念式典へのご臨席が予定されている。