天皇陛下は8日、スイスのアムヘルト大統領と皇居・御所で会見された。
大統領は、日本とスイスの国交樹立160周年の節目に合わせて来日。宮内庁によると、陛下は大統領と英語であいさつを交わし、その後25分程度、ドイツ語の通訳を介して会見された。
会見では、両国が国交樹立150周年を迎えた平成26年に、陛下がスイスを訪問された際の出来事などが話題に。陛下がその際に撮影した山の写真を、大統領に披露される場面もあったという。
地球温暖化の問題にも話がおよび、陛下は大統領に、スイスにおける氷河の後退や、将来的な水不足を巡る対応などについてご質問。大統領は陛下に、温暖化で気候が激しくなり、水害が頻発していることなどを伝えたという。