5日から佐賀県を訪問していた天皇、皇后両陛下は6日、同県鹿島市を訪れ、伝統的建造物が並ぶ街並みや日本酒などを生かした観光振興の取り組みを視察された。
両陛下は同市の観光拠点となっている肥前浜駅をご訪問。駅舎内に整備された日本酒のバーを見学し、酒蔵の関係者らと懇談された。
地元の小学生が酒蔵の歴史などについて調べ、観光客らに魅力を伝える活動もご視察。天皇陛下は児童らに「良い発表でした」とにこやかに語りかけられた。皇后さまも、子供たちの手づくりの説明資料をじっくりと眺め、「難しい漢字もありますね」などと優しく言葉をかけられた。
これに先立ち、両陛下は佐賀市内のアリーナで、国民スポーツ大会のバレーボール競技を観戦された。