日本の主力大型ロケット「H2A」49号機は、あす16日午後2時24分20秒、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。遅れが生じた場合、最大で16日午後2時25分21秒まで延長。打ち上げ予備期間は、翌17日から10月31日までとなっている。当初の打ち上げ日は11日だったが、悪天候で延期されていた。
49号機は、国の情報収集衛星を搭載。地球上のあらゆる場所の撮影が可能で、北朝鮮のミサイル発射に関わる施設の動きや、災害時の状況把握などに活用される。
H2Aは、平成13年8月以降、48機中47機の打ち上げに成功しており、97・9%という世界的にも非常に高い打ち上げ成功率を誇る。今年度中に50号機を打ち上げて引退し、次世代の「H3」に主力大型ロケットの座を引き継ぐ計画だ。