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オス1頭の「ハーレム」つくる習性 巨体な「小心者」も カリフォルニアアシカ  神戸須磨シーワールドの仲間たち

産経ニュース 2024年6月18日 19時50分

「カリフォルニア」が名前にあるのは米国の西海岸に生息していることに由来する。神戸須磨シーワールド(スマシー)には現在、雄の「バーツ」(13歳)と雌の「チカ」(15歳)、ジュリー(20歳)、ジェリービーン(16歳)の計4頭がいる。

アシカは、少数の雄と多数の雌やその子孫のグループ「ハーレム」をつくる習性を持つ動物のため、あえて雄は1頭だけになっている。

ひときわ体の大きなバーツの体重は約230キロもある。性格は「ビビりなところもある」といい、何かに驚くと「『ワーワー』と鳴きながらプールに逃げていく」と飼育担当者。巨体なのに「小心者」のようだ。

チカは目が丸く、くりくりしているのが特徴で、バーツとはちがって好奇心旺盛。来場者がいると、近くまで寄ってきてくれる。

アシカはひげがセンサーになっており、ひげを立てながら泳ぐことで、障害物を感知して避けたり、泳ぐスピードを変えたりしている。前回紹介したアザラシのように、水中で眠ることもあるが、アザラシよりも水中で過ごす時間は長いという。

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