宇宙航空研究開発機構（JAXA）が新たに宇宙飛行士として正式認定した諏訪理（まこと）さん（47）と米田あゆさん（29）が23日、都内で記者会見し、現在の心境や米国での訓練に向けた抱負などを語った。
2人は宇宙飛行士用のブルースーツを着用。1年以上におよぶ基礎訓練を経て21日付で正式認定を受けた瞬間について、諏訪さんは「ほっとした」と振り返り、今後に向けて「また気を引き締めなおし、楽しみながら訓練に挑んでいきたい」と語った。米田さんは「ようやく飛行士としてスタートラインに立てた。これからどんなミッションが待ち構えているか、新しいことに挑戦していくことに対し、わくわくしている」と話した。
2人は11月から米国での訓練を開始する予定。米国主導の国際月探査「アルテミス計画」などで活躍が期待されている。宇宙開発における自らの役割について、諏訪さんは「変わっていく環境に適応しつつ、貢献できる飛行士を目指したい」と強調。米田さんは「私自身がどのように活躍していけるのか、しっかり考えていく」と話した。