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写真で伝えるヒューリック杯第95期棋聖戦五番負 第3局

産経ニュース 2024年7月1日 12時0分

将棋の藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将の八冠=に山崎隆之八段が挑む「ヒューリック杯第95期棋聖戦五番負」(産経新聞社主催)の第3局が7月1日、名古屋市中区の「亀岳林(きがくりん) 万松寺(ばんしょうじ)」で始まった。

6月6日の第1局から連勝で迎えた第3局。勝てば5連覇で「永世棋聖」の資格獲得となる。各タイトルを通じて永世称号獲得の最年少記録は1971年に中原誠十六世名人が永世棋聖の資格を得た23歳11カ月で、21歳の藤井棋聖は53年ぶりの更新を目指す。

愛知県瀬戸市出身の藤井棋聖にとっては地元での対局となる。万松寺では22年、第93期棋聖戦の第4局で勝利して3連覇を達成している。

対局前日の6月30日、午後4時すぎに万松寺に到着した藤井棋聖と山崎八段は本堂で記念写真に応じ、不動堂で必勝祈願の祈祷を受けた。

5時からは検分が行われ、将棋盤、駒、室内の照明や空調の加減などを検分した。

夜には前夜祭があり、関係者のあいさつの後、藤井棋聖はファンへのあいさつで、17年に同所で行われた名人戦を見学したと明かし「タイトル戦の雰囲気を学ぶことができた」と〝縁〟も強調した。さらに花束贈呈の後、両対局者は会場を後にした。

1日には予定通り午前9時に山崎八段の先手で対局が始まった。山崎八段は2六歩、後手の藤井棋聖はいつも通りお茶を一口飲んでから△8四歩と指し、盤面は相掛かりで進んでいる。

写真報道局では第3局もリモートカメラを用いて、対局者のリアルな表情を伝えていきます。

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