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「収穫ある編入試験だった」 西山朋佳女流三冠会見 不合格も「充実した期間」と振り返る

産経ニュース 2025年1月22日 20時21分

大阪府高槻市の関西将棋会館で22日に行われた棋士編入試験五番勝負第5局に敗れ、初の女性棋士に一歩届かなかった西山朋佳女流三冠(29)=白玲・女王・女流王将=は感想戦の終了後、同会館で記者会見に臨んだ。

悔しい結果の直後とあって、険しい表情で姿を見せた西山女流三冠。五番勝負について問われ、「この期間、試験のことを考えていた。長いと思っていたが、あっという間だった」と振り返った。その上で、「幸運な面もあり、最終局までいくことができた。年明けまでもつれ込むとは思っていなかった」と、充実した期間だったことを明かした。

西山女流三冠は令和元年度後期の奨励会三段リーグ戦で、14勝4敗の好成績を挙げながら次点の3位に泣き、棋士の道を逸した。昨年、棋士編入試験の受験資格を得た際には、当時のことを思い出してか、即座に受験の意思を示した。

2度目の棋士への挑戦だったが、今回も厚い壁に阻まれた。「五番勝負というより、5人の方々との対局で、独特の緊張感があった。少しでも納得できる将棋をしたいと取り組んできた。充実した期間で、収穫のある編入試験だった」と総括した。

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