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西山朋佳女流三冠が棋士編入試験の資格獲得 福間香奈女流五冠に次ぎ2人目

産経ニュース 2024年7月4日 12時11分

将棋の西山朋佳女流三冠(29)=白玲・女王・女流王将=は4日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指された第18回朝日杯将棋オープン戦1次予選の1回戦で、先手の阿部光瑠七段(29)に106手で勝利した。これで公式戦の直近での成績が13勝7敗となり、女流棋士とは別制度の棋士編入試験の受験資格を取得した。女流棋士が棋士編入試験の受験資格を取得するのは、令和4年5月の福間香奈女流五冠(32)=清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花=次いで2人目。

日本将棋連盟によると、棋士になるには養成機関「奨励会」に入って四段に昇段するか、棋士編入試験を受験し合格する必要があり、これまで女性の棋士はいない。受験資格を得るには、男性棋士が参加する公式戦で10勝以上し、かつ勝率6割5分以上の成績を収めることが条件。西山女流三冠はこの日の勝利で条件を満たした。

試験は棋士5人と対戦し、3勝すれば合格。受験には1カ月以内の申請が必要となる。

西山女流三冠は大阪府大阪狭山市。女流タイトルは16期。かつて奨励会に在籍し、三段まで昇段したが、令和3年に退会した。

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