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日本将棋連盟の新旧会長、棋聖戦で激突 羽生善治九段と佐藤康光九段 マンスリー将棋

産経ニュース 2025年2月5日 7時30分

藤井聡太棋聖(22)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=への挑戦権を懸けたヒューリック杯第96期棋聖戦は2次予選が進んでいる。決勝トーナメント(本戦)へ駒を進めるのは12人。2次予選には前期本戦出場者や永世棋聖保持者、歴代棋聖、五番勝負経験者、順位戦B級2組以上、1次予選勝ち上がりの棋士らが参加した。

こうした中、1月9日に羽生善治九段(54)と佐藤康光九段(55)の〝羽生世代〟が2次予選準決勝で対戦した。両者は永世棋聖の資格保持者で、棋聖戦五番勝負では過去に2回対戦しており、1勝1敗。公式戦としては歴代2位の対戦数を誇り、本局が171局目だ。

対局は佐藤九段の先手で開始。午後5時28分に114手で羽生九段が勝利した。行われたのは、1月7日に対局がスタートした新将棋会館(東京都渋谷区千駄ケ谷)。日本将棋連盟の新旧会長として同会館の移転に尽力した2人は、ともにこの日が新会館での初対局だった。

終局後、現会長の羽生九段は「いよいよ新しい場所でやるんだ、という実感。環境がすごく良くなった」、佐藤九段は「素晴らしい対局場。自分としても初めての対局で気合も入っていたが、ちょっと恥ずかしい内容になってしまった」と、それぞれ話した。(田中夕介)

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