福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」は15日、創業60周年を記念したキャンペーン「ハワイアンズ還暦祭」をスタートさせた。一年間にわたって、特別なイベントや宿泊プラン・日帰りプラン、記念フードなどを展開する。
この日、施設を運営する常磐興産が記者会見を開き、関根一志社長は今後の事業展開について「過去を振り返りつつ、未来を見据えて100年以上続く企業となれるよう歩みを進めたい」と意気込みを語った。
記者会見には創業60周年応援大使に就任したお笑いコンビのアルコ&ピースも出席。地元いわき市出身の平子祐希さんは、「僕の人生とともにハワイアンズがありました。寅さんの産湯が帝釈天なら、僕の産湯はハワイアンズです」と地元愛を熱く語った。
スパリゾートハワイアンズは、1965年に閉山した常磐炭鉱の地下から湧く温泉を利用し、「夢の島ハワイ」をイメージして作られたリゾート施設だ。1966年1月15日に「常磐ハワイアンセンター」として開業し、1990年(平成2年)のオープン25周年を機にスパリゾートハワイアンズへ改称した。温泉や温水プールに加え、「スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム」(通称フラガール)によるポリネシアンショーが全国的に知られている。
(文・写真 岩崎叶汰)