7月に川崎市で開催された縄跳び競技のアジア大会「ASIAN JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 2024」で、団体総合優勝に輝いた日本代表チームの黒野寛馬（ひろま）さん（34）が、地元の大阪府豊中市から「豊中かがやき大賞」を受賞した。
プロの縄跳びチーム「マイケル」を率いて優勝した黒野さんは「日本のレベルが世界に通じると示すことができた。地元からも表彰され、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
黒野さんは2014年、米フロリダ州で開催された世界選手権「World Jump Rope」で個人総合優勝、21年の世界選手権でも団体総合優勝を飾り、世界のトッププレーヤーとして知られている。
令和4年には、競技を普及する拠点として豊中市曽根東町に縄跳びのレッスンスタジオ「JUMPLIFE STUDIO」をオープン。地元のイベントに出演するとともに、小学校などで指導にあたっている。黒野さんは「少しずつ縄跳びの輪が広がっているのを実感している」と話す。
黒野さんのチームは、来年7月に川崎市で開催される世界選手権に出場する。「しっかりと調整を重ねてベストの状態で臨めるようにしたい」と意気込んだ。（格清政典）