縁起物の白ヘビとふれあいながら巳年を迎えてもらおうと、群馬県太田市のジャパン・スネークセンターが年越しイベントの準備に追われている。X(旧ツイッター)の公式アカウントで実施したアンケートでは200人超が来場を予定しており、駐車場を確保したり、始発電車待ちの休憩所を設置したりするなどの念の入れようだ。イベントは大晦日の31日の午後9時から開始予定で、同センターの担当者は「もっとたくさんの人に来てもらいたい」と話している。
同センターは日本蛇族学術研究所が運営するヘビ類を専門的に展示する動物園。年越しイベントは31日午後9時から元日の午前4時まで開催する。年越しイベントは巳年に合わせた今回が初めてという。
研究対象となったヘビを供養するために敷地内に設置された白蛇観音をライトアップし、新年のカウントダウン。年越しの様子はYouTubeでもライブ配信する。
アオダイショウのアルビノと無料でふれあえる体験会も実施。同センターは「『由緒正しき日本の白蛇』とふれあえる」とアピールしている。
このほか、ふだんはふれあうことができない約5メートルのアミメニシキヘビのアルビノにさわることができる有料体験や白蛇観音お守りの販売などを行う。
料金は、通常、中学生以上1000円、4歳以上500円のところ、特別料金として、中学生以上500円、子供無料とする。
12月上旬にイベントの告知を投稿して以降、問い合わせが増加。26日に来園予定を調査する目的でXでアンケートを実施したところ、750人以上が回答した。約2割が来園予定と回答し、複数での来園予定者も多く、X上の愛好家だけで200人以上が集まる見込みとなっている。
同センターでは近隣で150台分の駐車場を確保。電車での来園者が始発電車を待てるように休憩所も設ける。同センターは「地元の方も多く来るとみられるので、にぎわうイベントにしたい」と期待を寄せている。