奈良市出身の演歌歌手、寺本圭佑さん(48)が、自転車の空気入れ機を奈良県天理市に寄贈した。タイヤがパンクしたり空気が抜けたりした自転車が放置されるケースが多いといい、空気入れ機の設置によって放置自転車を減らしたい考えだ。
寺本さんは平成22年にプロデビュー後、天理市内の入浴施設などで定期的にコンサートを行っており、市とゆかりが深い。
寺本さんは「天理に育てていただいた」という強い思いから、自転車の空気入れ機を寄贈することに。15日、天理駅前地下駐輪場に高さ1・1メートル、幅28センチ、奥行き22センチのコンパクトなサイズの空気入れ機が設置された。自転車のほか、車いすにも使用できる。
寺本さんは「市民の皆さんにたくさん利用してもらいたい」と話した。